シンプルにただシャッターを切ることが楽しかったOLYMPUS E-410
2007年発売のOLYMPUSのデジタル一眼レフカメラ。
1000万画素、フォーサーズシステムのE-410。
この頃の僕のカメラ撮影時の設定は、ほぼプログラムオートでした。
あとはちょっと露出補正をするくらいだったと思います。
カメラメーカーが努力の末に作り出した、そのカメラの色をとにかく楽しんでいました。
僕の日々の行動範囲はわりと狭かったので、基本的な撮影フィールドは家の周辺でした。
日々の暮らしは気分が晴れやかでないことも普通にありますが、そんな日常の中に新鮮な視点を見出すのが僕の写真を撮る動機の一つでもあります。
そんな暮らしのたまの休みの日に、この程よい大きさとコンパクトにぎゅっと機能が詰まったデザインのE-410を指に引っ掛けてぶらぶら歩き回るのは、心なしか気分も軽くなっていいものです。
もちろん大切なカメラを落っことさないように、ストラップは手首に巻いておきます。
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正直なカメラ、OLYMPUS E-410
実家近くの小さい畑に設けられていたお手製の風車(っていうのかな?)
プロペラの配色に農家の方のセンスを感じます。
E-410が描くオリンパスブルーの空。
すっきりして気持ちがいいです。
小さい頃から高校卒業まで新聞配達をしていたこともあり、自転車は僕にとって大きな存在でした。
家からけっこう離れた河川敷までサイクリングしながらスナップ。
通りがかってもなかなか足を運ばないところってたくさんあって、いつかは写真を撮ってみたいと思うこともしばしば。
徒歩では遠すぎるし、車はどこでも停められないし、自転車のいいところってこのアチコチぶらぶら巡るのに向いてますね。
川岸の土手が自然ですごいことになっています。
こうした自然にまかせたような護岸が僕の地元ではけっこう多く「ちょっと自由に繁殖し過ぎだろ」と唸ってしまうユニークな場所がたくさんあって素敵です。
土手に自転車を置いて、行けるところまでずいずいと踏み入れます。
このカメラで撮ったらどんな風景が撮れるんだろうと考えながらうろうろするのも楽しいですね。
住宅街をテクテク歩いていましたら、ナチュラルにひらがなの「にー」の形で咲いておりました。
ひょっとしたら、家主の意匠なのか!? いやいや、しないか・・。
そんなことを思いながらシャッターを切りましたが、E-410は黄色の発色が素晴らしかったですね。
仕事仲間とスナップに出かけた時の写真ですが、どこを撮ったか全然覚えてないんですね。
こんなかっこいいスポットを忘れるなんて、もったいないことをしました。
草や葉の色は季節によって色あいがさまざまに変わりますよね。
新緑のとき、真夏のとき、晴れのとき、曇りのとき。
このE-410はその自然の色合いの違いもしっかりとらえてくれます。
「もっと華やかに写ってもいいのにな」と思うことがあっても、いやこのオリンパスの正直さがいいのかもしれません。
思い立って夜に出かけて川沿いの遊歩道を歩きます。
僕の住んでいる地域だといい感じの夜の街というより、街灯と街路樹とか公園の木々のほうが遭遇率が高いです。
フィルムカメラのCanon EOS7でも感度400のフィルムでもおかまいなしに夜を撮っていましたが、デジタルになるとやっぱり便利だなあと思います。
露出を変えながらどんどんトライしていけるのは楽しいし、リアルタイムに勉強できる感じです。
意識しなくても日常に溶け込むためのフォーサーズシステム
当時の僕はカメラの大きさや重さが日常のカメラ生活にどう影響するのかなんて、よくわかっていませんでした。
それでも手に持ったままテクテク歩いて行くのが楽しかったOLYMPUS E-410。
このカメラを使っている人たちが意識しなくても日常に溶け込み、気軽に持ち出せるように作られているのがあらためてわかります。
オリンパスというメーカーがフォーサーズというシステムを作ってまで、このカメラに込めてくれたのでしょう。
とっておきではない日常に新鮮な感覚を与えてくれた素晴らしいカメラなのです。
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