一眼レフカメラ生活は、CanonからNikonへ!
僕のカメラ生活の基本を並走してくれたCanon EOS7はフィルムカメラでした。
それまでの愛機「Canon EOS7」からデジタル一眼に移行しようと思ったものの、レンズの焦点距離が合わずに倍率が変わってしまうことがわかり、いったん全てを手放していたのでした。
そんな中、僕が小売業で一番忙しい時期に、九州を縦断して各県に出張することになりました。
各県に散らばった仲間の中で、僕のいた選抜チームは「奄美大島2週間」というミッションを命じられました。
当時は家に帰るのもままならず、夜通し各県を私用車で走り回る生活を送っており、奄美大島はさすがに遠いと思ったものです。
しかし、2週間の出張の真ん中2日間が休養日に充てられていたこともあり、気持ちを切り替えて休日は奄美大島を楽しもうと考えたのでした。
そこでぶらぶら街中スナップでもしようかと思ったものの、ちょうど一眼レフのカメラを手放していました。
この機会に手の届くデジタル一眼レフカメラを買おうかと思いましたが、いったん全て手放したメーカーのカメラを買うのも気が進まなかったところ、今まで全く使ったことがなかったメーカーにしようと思い至ったのです。
それがカメラメーカーの雄、「Nikon」だったのです。
全く知らないメーカーだとかえって先入観なく選べるもので、エントリー機のD40の広角ズームのレンズキットがちょうど無理なく手が届く価格だったので、勢いで決めてしまいました。
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フィルムCanonからデジタルNikonへ。
どんな写りをするのかと、ハードな出張が少し楽しみになっていたのでした。
Nikon D40は、過酷な仕事の時期に一生の思い出を残してくれた
奄美大島2週間の出張の真ん中、二日間の休日。
僕は他の出張仲間と離れて、D40を手に一人で奄美アチコチぶらぶらスナップをしようとホテルを出ました。
ところがそんな僕を見つけた同僚が「一緒に回ろうよ」と声をかけてきたのです。
そうして全く予定外の大所帯による奄美一周小旅行となったのでした。
奄美大島に到着した2月は強く冷たい雨の日でしたが、幸運にも休暇にはとても開放的な晴天となってくれました。
飛行機が到着したときには薄手のコートでぶるぶる震えてたのに、この日はシャツ一枚でちょうどいいくらいの陽気で、心も軽い。
突き抜けた青空が広い広い!
Nikon D40のシャッター音、あまり記憶に残っていないですね・・。
でも嫌いじゃなかったしキヤノンとも違う感触で、カメラメーカーの個性が楽しいです。
初めての東シナ海。
ウチは太平洋に接するところに住んでいますが、ここは四方が「東シナ海」。
その事実だけでワクワクします。
東シナ海でも島の東側と西側では海の色に違いがあって面白いです。
こころなしか太平洋側の方が、海の色が明るかったような気がします。
ホテル近くの商店。仕事仲間がおそるおそる覗き込んでますね。
なんか、今写真を見返すと、いろんなものが売ってますね・・。
今となってはすっかり少なくなった公衆電話も普通にあった時代です。
コッテリした色合いとコントラストが夜の雰囲気をいい感じにしてくれます。
ホテルの上階から十字路を見下ろします。
道路の対向側にさっきの写真の商店が見えます。
こんなところにあったんですね。
観光シーズンではないのか、朝は静かで人が誰もいませんね。
レンズキットの「AF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6G II」という標準ズームがとても便利です。
ちょっと乾いた感じの描写が好ましいです。
ホテルの最上階だったかな?にある洗濯設備。
滞在期間が2週間もあると、どうしても洗濯はしないといけません。
この洗濯機と乾燥機の配置とか、飾らない感じが出張期間の緊張を和らげてくれます。
つかの間の休日の解放感、最高ですね。
青い乾燥機と日差しのコントラストのいい感じな雰囲気を、D40はしっかりと残してくれます。
レンガタイルの外壁。
地元ではなかなか見つけることができない建物です。
カラオケ、スナック、居酒屋、カフェバーの看板が見えます。
カフェとかあったんなら行ってみればよかったなあと振り返られるのも、こうして記録として残しているからですね。
ろばた焼きの看板が見えます。
自分がどのあたりに泊まったか覚えていなかったのですが、こうしたお店をネットで検索してみると「奄美市名瀬」という場所だったこともわかって、懐かしいです。
日陰のしっとりした空気感もD40で閉じ込めて思い出にします。
当初は全く予定していなかったのですが、同僚連中の「カヌーやりたい!」の言葉に飲み込まれ、まさかのカヌーを体験することに。
マングローブ原生林をD40とともにカヌーで進みます。カメラの管理はもちろん自己責任で。
D40は軽量でしたので、コンデジみたいに片手で軽快に撮ることができるので、水上の不安定なところでもあまり不安なく使うことができます。
それにしても「マングローブ原生林」も「カヌー」も僕の人生には全く関わりがないものでした。
過酷な仕事の出張のひとときとはいえ、こんな体験ができるなんて思いもしませんでした。
遠くからだとシンプルな黄色の建物ですが、近くまで踏み込むと何度も黄色を塗り重ねた年月が感じられます。
うっすらと映る配管の影や、場所によって違うコンクリートの質感の違いも写真に残っています。
何の建物かはよくわからないままでしたが、近くに車が停まっていることからいまだに使われているんだなあと思ったり。
こんなきれいな海辺のそばで、こんなに時代を感じる趣のある建物が一つの風景となって、ここでしか見られないものとなるんですね。
足元に気をつけないとハブが出ることもあると聞いて、これ以上は踏み込まずに撮影。
歴史と独特の植生が残る奄美大島を体験することができました。
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もともとこの奄美大島へ来たのはバカンスではなく、1ヶ月にわたる九州縦断の出張の一環でした。
このあとも各県の出張は休みなく続いて、退職者も多く出ました。
そんな過酷な旅だったわけだったのですけれど、この奄美大島の出張は鮮明に記憶に残る良い思い出となっています。
今回の写真にはありませんでしたが、まず出会った人たちがとにかくいい方達ばかりでした。
仕事中のやりとりや休憩中の会話、仕事終わりの食事や空港までの見送りなど、多くの人の優しさに助けられました。
そして島に流れる独特の緩やかな時間。
あれから時間も随分経ちましたから、今の奄美大島はだいぶ変わっているかもしれませんね。
確かに、そんな奄美大島での時間はカメラがなくても、きっといい経験になったと思います。
でも、自分が好きな写真、カメラがあったから、記憶だけじゃなく形にも残したいという視点も生まれました。
そのときの自分のとっての最良なカメラがあったから、こうして振り返ることもできるんですね。
僕にとって初めてのNikon、初めてのデジタル一眼レフカメラ、それがD40でした。
いい思い出がたくさん詰まったのD40との付き合いのスタートなのでした。
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